30 Avenue Montaigne
クリスチャン・ベラール
クリスチャン・ディオールとクリスチャン・ベラールは、1920年代にディオールの友人の作曲家、アンリ・ソーゲを通じて出会いました。2人の間にはその後深い友情が育まれることになります。
クリスチャン・ディオールは、「日常生活を魅惑の世界へと昇華させた」このアーティストを高く評価していました。クリスチャン・ディオールは彼から多くの線画を買い取りました。
1947年にクリスチャン・ディオールは、ヴィクトール・グランピエールがデザインを手がけた最初のブティック「コリフィシェ」の装飾を「ベベ (ベラールの愛称)」に託しました。ベラールは「トワル ドゥ ジュイ」を用いた装飾を製作。このパターンは、今でもメゾンディオールを代表するコードであり続けています。
「ニュールック」が大成功を収めた際、クリスチャン・ベラールはクリスチャン・ディオールにドローイングを贈っています。それは友人であるクチュリエの永遠のラッキーチャームとして、モンテーニュ通り30番地のファサードを背景に「バー」スーツを描いたものでした。
© Christian Bérard ; © Association Willy Maywald/ADAGP, Paris 2022